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紹介| 華嚴寺(ファオムサ)(화엄사)
- 韓国5大寺院(陜川海印寺、梁山通度寺、順天松広寺、九禮華嚴寺、釜山梵魚寺)の一つで、創建に関する詳しい記録はないが、<寺蹟記>によると544年(新羅,眞興王5)にインドの僧侶緣起が建立したと記録されている。
また<東國輿地勝覽>には僧侶煙氣が建てたとの記録もある。670年(新羅,文武王10)には義湘大師が華嚴十刹を仏法伝播の道場として華嚴寺を修造した。さらに丈六殿を建て、その壁に華嚴経を石に刻んだ石経を巡らせた。華嚴経伝来の母体はこのようにして生まれたと伝えられる。
寺誌によると当時の華嚴寺は伽藍8院81庵規模の大寺院で、いわば華嚴佛国世界を作ったといわれる。新羅末期には道詵國師が修造し高麗時代に4度の修造を経て保存されてきたが、文禄・慶長の役で全焼した。丈六殿の周りにあった石經は砕けて石の小山となり現在は覺皇殿内に一部が保管されている。1630年(仁祖8)に碧巖大師が大修造を始め7年かけて数々の建物を建立、廃虚と化した華嚴寺を再び蘇らせてその志を継いだ桂波が覺皇殿を完工した。
寺の多くは大雄殿を中心に伽藍を配するが、華嚴寺は覺皇殿が中心になり毘盧遮那佛を主佛として供養する。主要文化財としては国宝第12号石燈、国宝第35号四獅子三層石塔、国宝第7号覺皇殿があり、宝物第132号東五層石塔、宝物第133号西五層石塔、宝物第300号圓通殿前獅子塔、宝物第299号大雄殿がある。付属庵としては九層庵、金井庵、地藏庵がある。