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紹介| 夢村土城(몽촌토성)
- 1982年に史跡第297号に指定された。
周囲約 2.7km、高さ6~7m、3世紀始めに築造 され2度にわたる発掘調査の結果木柵構造と土城防備用垓子からなる前例のない特殊な土城構造であることが明らかになった。
遺物は2基の合口式甕棺を始め復元可能な円筒形土器、赤褐色の軟質土器、灰白の軟質土器、褐色灰釉錢文陶器片など500数点に及ぶ。中でも格子文、繩文を彫った打捺文土器は百済建国初期のものと推定され円筒形土器は日本に伝えられた器臺土俑の原型と見られ考古学的価値が高い。
この他にも中国西晉時代の褐色灰釉錢文陶器の破片もこの土城の築造年代が3世紀にまで遡ることを立証する。また、丘陵と丘陵の間の低地地帯には厚さ5 mの土が何層にも重ねて作られた板築、穴倉、地下貯穴倉などの跡が見つかった。