不倫も、不治の病も、出生の秘密も、絶対的な悪役もない。
ただ、思い出のゲーム、思い出の歌、ときめく昔の愛への思い出があるだけだ。

最終話を一週間後に控え、ネットユーザーの‘延長コール’が殺到している「アクシデントカップル」は、トップスターと平凡な男が恋に落ちるというファンタジーな設定だが、全体的に刺激的な素材やストーリーがなくても、穏やかな笑いと感動を与え、見る人を魅了している。
特に、ドラマのところどころに入っている‘思い出’のコードは、視聴者に懐かしい思い出を思い浮かべさせ、ときめきを与えている。
第14話で登場した郵便局長（ユン・ジュサン）の初恋の物語りは、主役だけでなく、脇役たちの思い出まで細かく描かれ、ドラマの魅力を最大限に引き出し、視聴者から好評を得た。
「アクシデントカップル」の脚本を手がけているチョン･ジニョン、キム･ウィチャン作家は、『ク･ドンベクを誕生させた理由の一つは、視聴者を少しでも楽にさせ、余裕とぬくもりを感じてもらうためだった。
ク･ドンベクを通して、懐かしいぬくもりを取り戻し、幸せを感じることが出来るなら、これ以上嬉しいことはない』と言い、『ドラマが終わった後も、心に残る「アクシデントカップル」であってほしい』と深い本音を打ち明けた。