今年の全州(チョンジュ)国際映画祭は上映した全536回のうち284回が完売して歴代最高の完売回数を記録し、これまでの最高記録である第18回の279回を更新した。総観客動員数も元の最高記録である第18回の時の7万9107人を越えて8万200人を動員した。総観客動員数が8万人を越えるのは今年が初めてである。今年は全45ヵ国から241編(長編197編、短編4編)の作品が全州映画通りの5箇所の劇場、19個のスクリーンで上映された。

オープニング作品「焼肉ドラゴン」(チョン･ウィシン)、クロージング作品「犬ヶ島」(ウェス･アンダーソン)をはじめ、国際競争部門の大賞作「The Heiresses」(マルセロ･マルティネシー)、アジア映画振興機構NETPAC賞を受賞した「大人図鑑」(キム･インソン)などが毎回の上映を完売させるなどの勢いを見せた。

また、今年の全州シネマプロジェクト(JCP)である「グッド･ビジネス」(イ･ハクジュン)、「冬の夜に」(チャン･ウジン)、「波打つ地面」(イム･テギュ)、「NONA. If You Soak Me, I Will Burn You」(Camila Jose Donoso)、「私たちの最善」(アレハンドロ･フェルナンデス･アルメンドラス)の5つの作品も全て完売する勢いを見せた。