映画「私を憶えてる」は青少年の性犯罪や女性を対象にした犯罪を元にした映画だ。社会的に大きな問題となったわいせつなサイトの実名が登場し、隠しカメラの製作やわいせつな動画などの流通の実態などが描かれている。現在も蔓延している犯罪で、誰もが犯罪の標的になる可能性があるという点で事の深刻さがさらに増して身近になっている。また、性犯罪の被害者のつらさやトラウマ、そして彼女らを見る社会の偏見の目も題材となっている。

女優イ･ユヨンが不安に思いながらも事件を暴いていく女性教師ソリン役を演じきった。イ･ユヨンは内面の演技に重点を置いたと話し、またキム･ヒウォンはベテラン刑事役を演じて映画の雰囲気のバランスをとっている。この他にも二つの顔を持った学級委員長ドンジン役を演じたイ･ハクジュ、ソリンと同じ経験に遭った女子高生セジョン役を演じたオ･ハニなど新人俳優、女優の演技が印象的だ。映画「かくれんぼ」を演出したイ･ハヌク監督の新作映画「私を憶えてる」は韓国で19日に公開される。