歌手チャン･ユンジョンのあとに続くトロット歌手として登場してからもう10年。当時、“第二のチャン･ユンジョン”になろうと多くの新人が挑戦してきた中で唯一生き残ったホン･ジニョンは、いつの間にか“神ッテリー”（デビュー曲「愛のバッテリー」から作られたあだ名）、“ホンブリー”（ホン･ジニョン＋ラブリーの略語）と呼ばれるほどの大人気歌手になった。

彼女は他のトロット歌手とは路線を変え、アイドルのようにバラエティー番組でも活躍を見せた。最初はオーバーな愛嬌のせいで“気に入らない”とう言葉も聞いたが、彼女の正直さと明るいエネルギーを変わらず見せ続け、大衆から愛される芸能人へと成長した。

彼女は、『最初はトロットというジャンルが嫌だった。でも、デビューして初めて行ったイベントで観客が「愛のバッテリー」を一緒に歌ってくれた。“トロットでもこういうことができるんだ”と感動した。その時感動したことを今でも忘れられない』と語った。

また、『デビューしてから今まで受けてきたインタビューでは毎回、“チャン･ユンジョンさんを超えたいでしょう？”という質問をされてきた。ユンジョンさんを超えるというよりは、トロット歌手も幅広い活躍ができるということを見せたかった。だから、バラエティー番組にも出演するし、他の歌手とコラボをしたりして領域を広げようと努力した』と説明した。