シンガーソングライターのO.WHENがアメリカのロックバンドGreen Dayの音楽を聴いて母に『歌いたい』と言ったのは小学生の頃だった。学業が重要だという両親の反対に反抗心が生まれ、彼は中学生の時に隠れてビートボックスを練習し、音楽への気持ちを満たした。

鉄道公務員だった父の影響で東洋（トンヤン）大学鉄道運転学科に入学したが、やはり性に合わなかった。学業に興味がなく、その時できたことは志願入隊だった。彼は2014年に軍役を終えて結局は大学を自主退学し、釜山（プサン）のある道路で知り合いと一緒に路上ライブを始めた。

『路上ライブをしたら反応がとても良かったんです。自作曲やカバー曲を織り交ぜてやったらイベントへの招待も入ってきて、小さな公演も行いました。その時から両親も特に何も言わずに僕の行く道を見守ってくれるようになりました。今は新曲を送ると感想も言ってくれます。』

釜山（プサン）でインディーズ活動をしていた彼が今の所属事務所DHPLAYエンターテインメントと契約を結んだのは所属歌手のBily Acoustieの音楽を聴いてからだ。彼は2015年にホームページの応募サイトを通してデモファイルを送り、その後ソウルに上京し、オーディションを受けて入社した。