“心の季節”が変わる瞬間、お互いの胸を打つ3人のつらくも美しいストーリーを描いた映画「季節の変わり目」のマスコミ向け試写会にイ･ドンウン監督、ペ･ジョンオク、イ･ウォングン、チ･ユンホが参加した。

イ･ドンウン監督は「季節の変わり目」という映画タイトルについて『シナリオを書いてからタイトルを決めるタイプだ。シナリオを全て書き終えた時が今と似たような時期で季節の変わり目でもあり、季節を経験する様々な人の立場が季節と季節の間にあると考えた。季節の変わり目には簡単に体調も変化し風邪にもかかるが、気分も刷新される時期であるため、このようなタイトルに決めた』とし、タイトルに込められた意味を話した。

母役を演じたペ･ジョンオクは『感情と感情の間、人物と人物の間で繊細に揺れる心理の表現、息子の姿を見ながら自分の人生を振り返ったり仲直りしたりする女性の姿が今の私の年齢層が経験する更年期のような感じがし、作品を繊細でステキだと思った。男性監督が書いたというので新鮮に感じた』と話した。

スヒョン（チ･ユンホ）の無二の親友ヨンジュン役を演じる俳優のイ･ウォングンは『ヨンジュンのキャラクター自体はいつも疲れていて寂しそうだが、彼が持っている感情を似たような人物と共有できるというところに魅了された。台本を先に読んでから漫画を読んだが、漫画のキャラクターのイメージは僕とは違ったので初めは恐れ多かった。監督が僕をヨンジュンとして作り上げてくれた』と演じたキャラクターに対する愛情を見せた。