キム･ヘス、ユ･アイン、ホ･ジュノ、チョ･ウジン、そしてフランスの俳優ヴァンサン･カッセルが出演する大規模な映画が作られる。今から約20年前に起こった1997年の韓国経済の危機(IMF危機)を元にした映画「国家破産の日」だ。

「国家破産の日」はデフォルト(国家の債務不履行)の発生まで残された時間はたった1週間、この危機を未然に防ごうとする人々や危機に自分の全てを懸ける人々、そして家族や会社を守ろうとする人々の“IMF危機”を巡る人々の話を描いた映画だ。

独特な存在感を放つ女優キム･ヘスは、国家の破産危機を最初に予見して対策チームに加えられた韓国銀行通貨政策チームのチーム長ハン･シヒョン役を演じる。ハン･シヒョンは合理的な判断力と強い信念で危機回避の方法を模索するが、巨大なシステムや権力の前に葛藤する。この役を演じるキム･ヘスは専門性の高い仕事や人間味、現実性を備えた魅力的な女性のキャラクターを演じるものと期待が集まっている。

国家破産の危機に自身の全てを懸ける金融マンのユン･ジョンハク役にはユ･アインがキャスティングされた。国家の歴史的な危機を一世一代のチャンスとして利用するユン･ジョンハクを演じたユ･アインは、当時の世相を反映したリアルなキャラクターでキム･ヘスと共に物語を引っ張っていくことだろう。

このように各自異なる個性や特色を備えた俳優たちや世界的な俳優ヴァンサン･カッセルの共演で期待を集めている映画「国家破産の日」は12月にクランクインする予定だ。