韓国内最大規模の不正車取引グループがラッパーDok2の車を売ろうとして警察に捕まった。

21日、釜山（プサン）警察署広域捜査隊はインターネットで不正に車の売買取引をした疑い（自動車管理法違反）でチェ･モ（37）を拘束し、暴力団を含む不正売買業者9人を捕まえ8人を拘束、1人は在宅起訴となった。彼らは昨年4月から今年10月にかけて不正名義の車100台（75億ウォン相当）を不法に流通させた容疑をかけられている。

警察が彼らを検挙することができたのは、ラッパーDok2が受け取ったメッセージが決定的な証拠となったからだ。

現在、スーパーカーを集めることが趣味だと公表しているDok2は自身の4億ウォンほどのフェラーリを友達に貸し、友達は一日に100万ウォンのレンタル費を払うと言った不正売買業者にだまされて車を貸してしまった。

不正車両の取引業者はDok2のフェラーリに搭載されていたGPSを外して流通させようとしたところを警察に逮捕された。彼らがGPSを外すとDok2宛てに『車についていたGPSが外された』という内容のメッセージが送られ、メッセージを受け取ったDok2はすぐに警察に通報した。高級なフェラーリの車には盗難防止のためにGPSを無断で外すと車の所有者に連絡が届くようにする装置が付いている。

GPSが外された住所に出動した警察はDok2のフェラーリが不正車両として流通される直前に車を回収して、不正車両取引グループを検挙することができた。