『ソウルに行かなきゃお金を稼げない』という言葉は今や昔の言葉になった。農村は活発なビジネスの現場へと変わった。

以前は農産物の生産のみで終わっていた農家が、農産物を商品に加工したり農業体験などのサービス業にもビジネスを拡大し、高い付加価値を作り上げている。このような第6次産業化に力を入れ、農業は若く強い産業に変わっている最中だ。

世界の農業市場はビッグデータ（通常のデータベースでは扱えないほど巨大なデータ）時代に合わせて急いで再編されている。

IT強国の韓国は農業にビッグデータを導入した。農村振興庁では10軒のトマト農家の環境データを収集し、収穫量を約2倍に増やした。また、農食品新流通研究院では国内5大農産物を基準とした「BigFos」というビッグデータ予測システムを発表した。「BigFos」は農産物需給ビッグデータに基づいた価格の予測情報と農業気象情報を収集、分析した後に予測サービスを提供するものである。

専門家たちはビッグデータが作物の生産から流通、消費に至るまで農業全般に渡った広範囲の分野で使用されると予想している。先端農業のトップにいる農家の事例を通して、ビッグデータが変える農業の未来を考察してみる。

KBS農業ドキュメンタリー1部は7日、2部は8日に韓国KBSで放送される。