アメリカ市民権習得による兵役逃れで波紋を呼び韓国への入国が禁止された歌手のユ･スンジュン（39）氏が、韓国ビザ発給を要求する訴訟を起こした。

ユ氏は先月、在ロサンゼルス韓国総領事館に対し、ビザ発給拒否の取り消しを要求する訴状を、ソウル行政裁判所に提出した。

ユ氏は、訴状を通じて、『自分は単なる外国人でなく在米同胞であるため、韓国政府は海外同胞に発給するF-4ビザを発給すべき』と主張したという。

韓国軍の身体検査で公益勤務要員の判定を受け入隊を控えていたユ氏は、2002年1月に韓国国籍を放棄しアメリカ市民権を習得、兵役が免除されて以来、韓国への入国を禁じられている。