キム･ギドク監督の映画「One on One」が第71回ベネチア国際映画祭の「ベネチア・デイズ」部門で作品賞を受賞した。

「ベネチア・デイズ」は、イタリア映画監督協会と制作者協会の主催で開かれるイベントである。

キム･ギドク監督は受賞スピーチで『「One on One」は、権力の腐敗と戦う庶民たちの物語である。民主主義の死を象徴する悲劇的な事件とそれに立ち向かった結果、寂しく死んでいく主人公の姿を通じて今の時代の苦痛を世界の人々が我を振り返るきっかけになって欲しい』と述べた。

映画は、一人の女子高生が残酷に殺害され、7人の市民が殺人を依頼した政府と軍関係者を断罪する内容である。