キャリアを積むほど新しいことへの熱望が大きいのだろうか。4年ぶりの映画復帰となる俳優チャ･スンウォンは、『少なくとも映画では今までやったことのない役に挑戦してみたかった。これからもそんな挑戦を続けていきたい』としばらく映画に出演しなかった理由を語った。

イ･ジェハン監督の「戦火の中へ」（2010）以降、ドラマには出演したが映画への復帰は久しぶりで、チャン･ジン監督の「ハイヒール」で、彼は伝説的な武術の腕を持つ刑事役を演じた。

彼は北野武のように演技もバラエティもできる万能エンターテイナーを夢見る。『バラエティに出ると真面目じゃない俳優だと見られるのは偏見だ』と考えている。ただ、俳優としての価値観ははっきりさせるべきだと強調する。

また彼は『出来の悪い作品であってもそれを観て喜んでくれる観客が一人でもいる限り、俳優は責任感を持って演じなければならないと思う。また休んだり悩んだりしたところで演技力は伸びないだろう。俳優はたくさんの作品を積極的に体験しなければならない』と話した。