スン・ジョンシが小説家チョ・ジョンレの大河小説「太白山脈」を原作にした創作ミュージカル「太白山脈」が、ソウルで上演される。

ミュージカル「太白山脈」は原作を基に、悲運の人生を生きてきたヨム・サンジンとヨム・サング兄弟の対立と悲劇を、分断状況にある今日の南北関係をあらわす作品だ。

５日午後、国立劇場へオルム劇場で開催されたプレスコールに参加した小説家チョ・ジョンレは、『小説が始まった私の故郷でミュージカルが作られたことがうれしく意味のあることだ』と感想を述べた。

彼は、『10年以上前に映画化されたときよりも、(ミュージカル製作が)社会的に問題なく行なわれているのを見ると、社会が成熟し歴史意識も大きく変化したと感じた』と話した。

また『分断がある限り、イデオロギー的対立はあるが、私たちが願う平和統一を妨げることは時代遅れで、時代錯誤的な幼稚さから抜け出し、意識を成熟させるべきである。それが小説でヨン・サングが言いたい言葉だ』と説明した。