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キム・ナムギル『痛みを持った人物の演技が「癒し」でしょう』 2013年05月24日 09:20


俳優キム・ナムギルが、KBS 2TV新月火ドラマ「鮫」で、権力と能力を兼ね備えた男性主人公ハン・イス役を演じ、運命的な復讐を行う。

21日に開かれた「鮫」の制作発表会でキム・ナムギルは、『人には誰でもひとつやふたつ痛みがあるだろう。』と語った。 彼はドラマ「善徳女王」や「悪い男」でも消すことができない傷と熱い憤りを持つ人物を演じたことがある。

キム・ナムギルは、『人物の痛みが表現されたとき、演じる自分自身が癒されるところがある。違う人の痛みを理解しながら、自分が持つ痛みを治療している気分だ』と語った。

「鮫」は、家族の復讐のために愛する恋人にまで刃を向ける男ハン・イスと、彼との運命的な愛の前に揺れる女チョ・ヘウ(ソン・イェジン)の話を描いたミステリーメロドラマだ。 キム・ナムギルは、日本大企業のナンバー2でホテルの社長であるハン・イス(ヨシムラ)役を演じる。

『前作とキャラクターが重なる部分があるかもしれないが、重要なことは年を重ねた分だけ深く表現することだと思った。以前の演技と同じかも知れないが、少しでも完成された感じを出せるよう努力している』

2010年7月入隊し公益勤務要員として兵役を終えた彼が、約3年の空白を経て初めて出演するドラマだ。緊張するのももっともだ。 彼は、『再び演じ始めれば、以前と同じかと思った。しかし、ある日、監督と台本を持って話していたら、手がブルブルと震えていた。カメラの前に立つだけでもうろたえた』と明かした。 また『3年ぶりに大きく変わった姿を見せたいという欲もあったが、演じながら「大きくは違わない。結局「悪い男」の自分を越えることが課題なのだ」と思った』と告白した。

キム・ナムギルは、今回の作品を準備する過程で、召集された直後は80kgあった体重を15kgも減らしたという。 彼は、『減らそうとしたのではなく、自然にそうなった。仕事をするのに合わせて、落ちるようだ。以前にも映画を撮っていたら、突然体重が減ったことがあった』と語った。

別のドラマOSTにも参加し、最近では短編映画も演出するなど、多種多様な姿を見せている。 『偶然参加することになったが、演技が一番好きだと思う。特に、監督業がこれほど大変だとは知らなかった。他人のお金で演出することは、簡単なことではない』と語った。
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