俳優のイム・ウォンヒがスペシャルドラマ「必殺技(脚本：アン・ホンラン、演出：キム・サンフィ)」に主人公チョンマンとしてキャスティングされた。

「必殺技」は刑事でカモメパパ（子供の留学のため妻子を外国に行かせ、単身生活するお父さんのこと）のチョンマンが、経済的困難を乗り切るために同じ状況のプロレス道場を経営するビョントクと共同生活する中で繰り広げられる物語を描く。

チョンマンはビョントクにプロレスを習い始めてから偶然、コンビニの連続殺人事件に巻き込まれる。

イム・ウォンヒが演じるチョンマンは肩書きは刑事であるものの、中学生にまで殴られ懲戒になるくらい軟弱な問題児。ケンカが強くなりたいという願望だけから、ビョントクにプロレス技を習うコミカルでとんでもないキャラクターだが、その反面、妻子をのために自分を犠牲にするカモメパパの哀愁漂う人物でもある。

イム・ウォンヒは今までは映画だけ出演してきたが、昨年のKBSドラマ「戦友」でドラマまで活動の幅を広げ、「戦友」のキム・サンフィPDとの縁で「必殺技」に出演することを決めた。

イム・ウォンヒは29日『台本を読んですぐ出演を決めるほどチョンマンというキャラクターが気に入った。今まで色んな役を演じてきたが、父親役はあまりやった事がないので、チャレンジする気持ちで楽しく撮影させてもらっている』と言った。