歌手のインスニが10代の頃に自分を物心両面で助けてくれた米軍の‘お兄さんルイス’と38年ぶりに再会した。

インスニはルイスの家の前で彼と抱き合い感激の涙を流した。インスニは『奇跡のようだ。彼の瞳を忘れたことはない』と語った。

ルイスも『インスニのためにいつも神様に祈り、一年に何度もインスニが出る夢を見た』とドラマティックな再会を喜んだ。

インスニは『ルイスが私のことを心配していたことは分かっていた。今は成功したので心配しなくてもいいと言いたい』と語った。

２人は1972年東豆川(トンドゥチョン)で縁を結んだ。黒人兵士の父と韓国人母の間に生まれ、肌色が違うという理由でいじめられていた15才の孤独な少女だったインスニに19才のルイスが助けの手を差し伸べた。

ルイスはインスニについて『いつも外で一人で座っていた』と振り返った。インスニはルイスと同僚達が『私が妹になったようにハンバーガーを買ってくれて、お金を貯めて服やイヤリングも買ってくれた』と語った。

ルイスが1973年アメリカに帰った後、手紙で連絡を取っていたが、すぐに途絶えてしまったという。ルイスを探していたインスニは昨年アメリカ軍を通じてルイスに会いたいという希望を伝え、数ヶ月前にやっと連絡がとれたという