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放送事故に際し思う。 | 理朦朧
2009年10月24日 08:58
放送が主,Webは補助サービスと思っておられる印象がありますが,その本分であるはずの放送でミスを起こしても視聴者に対して何かすべきだとは何も考えない人がこの局を運営しているのでしょうか。

Mnet 792チャンネルは,ミスが多いというのも目立つものの,しかし見ていてこちらが申し訳なくなるくらいの低姿勢でWebで対応されていますし,それがただの顧客対応の儀礼的な物腰でなく,かなり一所懸命だという印象を受けます。
対しKBS Japanは(日本のスカパーベースの局という意味を込めるため,あえて「KBS World」とは記しませんのでご了承ください),こうしてミスがあってもおしらせがないか,不十分なまま時が過ぎていきます。

まあWebが主たる媒体ではないと思っておられるのかもしれないですが,放送の合間のおしらせで十分なわけはなく,必ず全部伝達されているわけでもなく,また,案内誌は一部の人しか見られない有料の媒体であり,また当然情報が古い。
スカパー全般に「最終的にはEPGでご確認ください」と表示されていることがあるものの,KBS JapanのEPGは貧弱な情報しかなくて放送開始時間と終了時間だけが(ほとんどの場合は)正しく確認できるという状況で,何も信用できる情報はない。

開局当初は,手作り感覚かな,と受け止めて,わりに気楽に好意的に見ていましたが,無駄な再放送や理由の不明なシリーズドラマ打ち切り,場当たり的である上に案内不十分な放送変更をくりかえし,Webについても以前のSNSシステムのクラッシュについては問い合わせを放置したまま案内も対応もせず,いつの間にかなしくずしで新システムへと移行していたり。なかなかにすごいことをされてしまって。
怒るとか飽きれるとかいうのは,上から目線になってしまうので,私としては慎みたいところですが,そうなると「安かろう,悪かろう」という感覚で自分を慰めるしかないので,辛いところです。ともかく,気持ちが踏みにじられつづけ,荒んでおります。

KBS本社が形成し,われわれ視聴者(とくに私は単に視聴者というよりもKBSコンテンツの強い支持者であり,ファンです)が渇望する貴重な知的財産である放送資源を,無計画かつ不見識な的なやり方で電波発信するだけ。番組の時間枠を厳守するだけが放送局の仕事ではないはずです。
要は,放送は「垂れ流し」に等しい状態で,その一方で各種案内は一方通行でしかも気まぐれで場当たり的な方式になっていると思えます。
いまは放送局としての質を確保できていないところですから,まずは本分を守ってミスをなくしていただくことはもちろんですが,Web(さらに情報誌)を丁寧に扱って媒体として機能させ,それによって視聴者と放送局との間でのコミュニケーションを機能させることがサービスを「よりよく」させる道ではないかと思っています。その際,私は,「分け与える人と有り難くもらう人」というような関係ではなく,かといって,「金をもらう奉仕者と金を払う顧客」という関係でもなく,互いが互いの足りないものを補うという現代的な人的ネットワーク関係を形成することが理想だと思っています。
ともあれ,そうして,真に情報産業の一角を担う企業となること。それを切に願っています。
コメント( 1 ) |
理朦朧
情報産業というコンセプトの補足ですが,放送って,長らく一過性の送信という枠にはめこまれて,古くはフィルムやビデオテープを保存できなかったり,VHSやDVDなどのパッケージメディアやコンピュータネットワークへの対応においてもめ事が起こったりするうちに,いつも「最新の出来事をニュースとして伝える(で,そんで終わり)」という感覚になってきたのではないでしょうか。NHKがとくに「アーカイブ」という語のもとで古い番組コンテンツを資財化しはじめて久しいものの,どこかにいまだに「最新のことを送ってそれで終わり」感覚が残り,結局全体的には「放送」パラダイムの支配が続いているように思います。
それに対して,インターネット以降の状況が促しているのは,「蓄積」とそれに基づく「検索」へのシフトです。従来は学術情報が蓄積情報の王国でしたが,インターネットの大衆化により,ふつうにケンサク行為がなされるようになり,人類の知識の蓄積を(選挙の投票のような必要があるときであれ教養目的であれ雑学であれ)ごく日常的に利用する(そして,つねに求める)ようになってきていると思います。
「送って流してそれでおしまい」というサービスにも一定の役割とニーズは残ることと思います。しかし,テレビ視聴率の低下,新聞購読率の低下って,番組がくだらないとか新聞代を節約して携帯電話にまわしているとかまたは読書離れが新聞離れへとつながっているとか,そういう断片的な原因に帰して終わり,というより何かのせいにして終わりということで益があるとは思えません。人々の趨勢が情報の蓄積というものへ目を向けているという解釈で全体を理解する方がより実を得られると思います。そのことから,放送局も,蓄積情報へと目を向ける,あるいは自らを蓄積に基づくサービス業態だと考えてみることが有効ではないかと思います。

話が大きくなりましたが,韓国+放送という話に戻しますと,韓流もしくは韓国ドラマ/映画のファンは,もはや花美男を空港などで追いかけてその消息を聞ければ微笑んでいられるというような素朴な行動ばかりで成り立っているわけではなく,韓国語や韓国文化を理解する努力を惜しまず注ぐうちに一部にはかなりの語学堪能者と韓国情報の達人を生み出し,他方で時代劇マニアやアイドルおたくなどの重厚な層までも巻き込みながら,なかなかの怪物集団になっているように思います。
それに対応するなら,今のKBS Japanの「旧態依然とした番組案内(それ自体は力入れて頑張っておられるとは思いますが,あくまで一方通行で,うわべでほめてばかりの実質的でない情報でしかない)+断片的な番組情報(量が少ない上に,時によって質も量もばらばらで,放送直前に掲示されて放送後まもなく消滅する)」という情報提供の状況は不十分としか言いようがありません。
まあ,これは,公憤ではなく単に「大いに不満足」という主観的評価なのかもしれませんが,それはともかく,番組に関連する多様な要求に応えるような多種多面的な情報を,蓄積性のある様式で提供すること。それが求められているのは確実であると思います。

そもそも,韓流という現象自身が,蓄積性にかかわる現象ではないでしょうか。今でこそ現地放送直後または同時にドラマを見ることを必死で求める人が増えましたが,もとはといえば,われわれ日本の視聴者は,既に放送された定評のあるものが日本でも放送されるのを見させてもらうという順序だったわけですし,その後も,古典ドラマへと遡って堪能したりしてきました。要は,最新のものが順に流れて,古くなれば消えていく,というものではなく,ドラマへの付き合いが既に「ドラマたちの蓄積」との付き合いになってきています。
KBS Japanはまさに,豊富な番組資源を背景にしているのだから,「新しいものを放送しておわり。たまに古いのを発掘して流してまたおわり」ではなく,古いものから新しいものまで大量に蓄積されたアーカイブ(またはデータベース)から検索するのだ,という感覚を持ってくださるとよいなあと思います。もちろん,オンデマンドのインターネット配信はそのようなサービスということになりますが,ただ,基本の考え方が「最新の,または流行のものを,旬のうちに流して後は消す」というものなのであれば,元も子もありません。
専門的な定義では,情報の蓄積というのは,検索のために行なわれる過程です。きちんと情報が集められ,整理された上できちんと保存されていれば,いつでも必要なときに獲得できる,というのが情報検索サービスの基本概念です。このとき,収集・整理(組織化)・保存という一連の過程を蓄積と呼びます。いずれが欠けても,蓄積という名前には不十分です。他方,検索においては,情報源の選択や適切な手順による使用といった技術的要因も重要ですが,最も要となるのは,情報要求(ニーズ)です。要求がなければ検索過程そのものが始まりませんし,検索の成果を評価することもできません。
こうして,きちんと蓄積・組織化された情報から,ニーズに合う情報がその都度引き出されるというのが情報検索であって,それに近いことが,テレビ視聴にも(少なくともスカパーのような限定されたサービスにおいては)求められはじめていると私は思います。

ある意味,タシポギの発達している韓国の方が日本の放送局よりも「蓄積性」が重視されているかもしれません。しかも,番組ファイルそのもの以外の案内情報や関連情報についても,KBSにせよMBC/SBSにせよ,基本的にWebサイト上にずいぶん長く残っていますよね。ほとんどが消されていないように感じます。
そのような,情報の蓄積性がKBS Japanにもほしいところです。

以上の話は,結局,(1)番組の提供 (2)番組情報の提供 の二つにまたがってしまいました。うち,(1)については,放送計画に関する考え方というやや抽象的な問題である上,たとえば「韓国の美」を繰り返し再放送しつづけるあたりは(古い番組ばかり繰り返し放送しやがって,という批判もあるようですが)基本的に蓄積性重視のポリシーが具現化されているともいえますので,少し保留して,残る(2)の問題について,です。
Web等による番組情報の蓄積的提供にものすごい努力を傾注することはKBS Japanさんの本業ではない以上は厳しいことであるわけですが,迂回策はあって,要するに,ネットワーク化すればよいことだと思います。(放送局のネットという意味ではなく,コンピュータを通じて連携するという意味で)
インターネット,というよりWWWは,蓄積情報の権化みたいなものです。韓国関係情報もインターネットにすでに多くあるわけだから,それらを利用し,あるいはリンクを張って一部の機能はそちらにまかせながらKBSはKBS独自の魅力ある情報をWebで提供する。そういう形がキレイではないかと思えます。
まずは,放送済み番組の情報を(各回情報含めて)消さない,出演者などの情報について,どのような項目を揃えるかを吟味した上で,資料の確保し,表記ミスや翻訳の乱れのないように切りそろえる...といった通常レベルのところからいろいろあるのでしょうが,ぜひその点,進展してくださると有り難く存じます。
2009年10月25日 01:02
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